ごきげんよう、倉永です。
だんなは飲みで帰宅が遅い。
夜にひとりだと暇だな。
ということでなんかいろいろと読んだ。
とはいえ、昔ほど集中して読めなくなった。
マンガでも小説でも少しでも技術を盗んでやれ的な読み方をするからいかんのだよな。
いろいろと思うことがあって遠藤周作がまたもやマイブームに。
高校生の夏休みの読書感想文のために読んだ『海と毒薬』で遠藤周作にハマり、『沈黙』と『深い河』を読んだ。
その後、宮本輝にハマったりと迷走している読書歴はさておき。
『海と毒薬』はあの時代を体験しなければ書けない作品だなあと。
あまりにもリアルで心臓が持たない。←小心者
臭いだとか気配が濃厚。
これくらい書ければなあ。
読んでるとき、気がつくと息を止めてるので酸欠になりそう←馬鹿
『海と毒薬』は最初に気胸でわき腹から針を刺してもらって肺に空気を入れてもらう辺りの描写をすごい鮮明に覚えていたけど内容は忘れていた。
息苦しい、詰まりそうな空気を読んで思い出した。
初期作品だからか、あんまり技巧的ではない部分やわかりにくいところもあるけど、とにかく重苦しさをすごい感じる。
がんばって最後まで読む。
次は『沈黙』を読むぜ。
そんで、ビブリアの栞子さんの本棚という作品内に出てきた作品を集めた本を読んでいるんだけど(これも読みかけ)、暗い作品ばかりが続くから息が詰まる。
そしてこれで初めて知ったのが、夏目漱石の文章は妙に艶っぽいというか色っぽいということ。
文豪、恐るべし。
『それから』の一章を読んだんだけど、なんというか下手な官能小説より色っぽいよ!
行間から色気がだだもれで恐ろしいおっさん……!
こちらも隙を見て読んでいく。
そして関係もなく思い出した。
太宰治の『駆け込み訴え』。
あの息つくまもなく延々と続く訴えがたまらないですよ!
そして川端康成は……たぶん久しぶりに読んでも同じ行をエンドレスで読んでしまうんだろうなあ。
谷崎潤一郎も好きだったな。
島崎藤村も読みたい。
そんで今の仕事関係で読みたい本が山のようにあって困っている。
私、読むの遅いんですよ。
ブログ書いてる暇があれば読めよ!
そして今日のオチは
荒木飛呂彦作品はホラーである。
ジョジョも全部は読んでないけど、どう考えてもホラー。
怖いよ!
『バオー 来訪者』を読んだんだけど、怖かった。
次は『魔少年ビーティー』だな!
昔読んだけど、忘れた。